太田研究室ブログ
特別支援教育AT研究会2023の開催について(二次案内)
特別支援教育に関心のある教員等を対象に、障害や特性に応じた学習・生活の質を高めるための支援技術(AT)やICTを活用した教育実践を交流する研究会を、各地の大学研究室や研究会と共催にて開催します。
今年度は、口頭発表とポスター発表の形態で、特別支援教育を学ぶ学生、特別支援教育に関わる教員が研究・実践の発表・交流を行います。公私ともお忙しいことと思いますが、COVID-19感染症対策を講じながら春の京都・全国で、教員等も学生も共に学びたいと思います。
日時 2023年3月5日(日)9時半〜15時半
会場 京都ノートルダム女子大学 NDホール他
京都市営地下鉄北山駅下車すぐ(〒606-0847 京都市左京区下鴨南野々神町1)
Zoom会議室(参加確定者に開催直前にメール連絡します)
会場参加定員 100名 遠隔参加定員 80名(埋まり次第締め切ります)
主な内容
口頭発表9時半〜12時,13時〜15時半
卒業論文等の研究構想・成果発表
各地の特別支援学校などの教員による実践・研究交流
ポスター発表10時〜13時
卒業論文等の研究構想・成果発表
各地の特別支援学校などの教員による実践・研究交流
発表予定テーマ
小学校通常学級における知的に遅れのない発達障害児が学ぶための学級経営について ビスケットを用いたプログラミング教育 |
初等教育段階におけるICTを活用した教育の動向と展望-テキストマイニングの手法を用いて- 障害者福祉サービス事業所における職員の意識~インタビューの質的分析を通して~Viscuitを用いた小学校プログラミング教育 色選択ツールに着目した国語科での実践 viscuitを用いた小学校プログラミング教育の実践 -3年生国語科を通して- 肢体不自由のある生徒への個に応じた教材開発研究-視線入力ボードの開発と実践を通して- 日本の広告モデルとその効果ー大学生の意識調査を手がかりとしてー 低学年における小学校プログラミング教育に関する研究-ビスケットを用いた実践を通して- 障がい児における生涯スポーツを目指す体育の授業実践 特別支援教育と作業療法士の連携 小学校学級通信の記述の分析 -アンケート調査とテキストマイニングを手掛かりに- 知的障害児に対するICT機器活用の有効性に関する研究-授業における情報端末の活用法と効果に焦点を当てて- バレエを習うことで得られる効果と影響 小学校外国語教育におけるサイト・ワード指導ー「書くこと」への効果についてー 小学校教員のデジタル端末利活用の意識 -促進要因と阻害要因をてがかりに- トイドローンを用いたプログラミングによる思考力の変化―小学生・中学生を対象としたプログラミング教室を通してー 障害への知識理解とイメージについて 知的特別支援学校におけるプログラミング教育 -プログラミングカーを用いて- ポスター発表「見るー気づく」段階に着眼した視線入力の実践 知的障害特別支援学校におけるデジタルシティズンシップ教育の実践~教員と生徒が共に善き使い手をめざす学び~ スパイダーシステム×GIGAスクールiPad (スパイダーシステムとiPadのARフィットネスアプリActive Arcadeと大型モニターを組み合わせた授業実践について) 適切な支援がされない児童に起こる影響について 特別支援学校におけるICT活用研修の実践 適切な支援がされない児童におこる影響について 重度肢体不自由者に対する支援の方法と今後の展望について 保育所等における園児のデジタル情報に関する取り扱いの現状と課題 発達障害児に対するICT導入の事前検討の促進を志向したアプリ検索システムの設計 UDを志向したグループワーク支援システムの開発に向けた聴覚障害の観点からの検討 |
参加申し込みについて
1次発表者申し込み は締め切りました。
2022年12月から2023年1月28日(土)まで 特別支援教育に関わる教員や学生等対象
※ポスター発表は対面参加のみ最大50件で、口頭発表はハイブリッド形式最大50件で締め切ります。
発表申し込み者には詳細を連絡しましたので、ご確認ください。
ポスター発表の衝立サイズは高さ1800mm 幅1750mmです。当日印刷したものを持参してください。
2023年1月29日(日)から2月28日(火)まで 特別支援教育に関わる方が対象
対面会場の昼食について
大学近隣にはコンビニやレストランがありますが、昼食時間もポスターセッションを実施しますので、できるだけ弁当を注文下さい。弁当は、障害のある人が働く事業所(社会福祉法人同胞会 https://douhounoie.jp/)より配達いただく予定です。税込み700円の予定ですので、参加申し込みの際に申し込みいただき、お釣の無いように当日ご持参ください。
特別支援学校の先生を招いての特別講義
先日、知的障害者教育論Ⅱという特別支援教育の教職課程の専門科目の講義で、特別支援学校の先生に来学いただき、特別講義をお願いしました。
これまで、基礎的・基本的な知識・技能を学び、その総合演習としての模擬授業を行なっているところです。コロナ禍の中、大学の講義等だけで学ぶ限界も感じているところで、障害のあるこども一人ひとりに応じた教材作成を学ぶために、個別の指導計画などとの関連や教材作成の際に大切にしたいことを、講義や実際に教材作成の演習を通して学びました。日頃の講義だけでは学べないいい時間になったと思います。
講義をいただいた先生のコメントです。
大学デビュー
大学のセンセに呼んでもらって、1時間授業した。
対象は、特別支援学校教員を目指す学生16人。
難しい話は出来ないので、「ものづくり」と、その関連の話。
次女に助手として参加してもらい、助けてもらった。
あっという間の90分で、とても楽しかった。
オトナを相手にするのは、それはそれで気持ちいい。
感想文は、長文でどれも高評価。
とても貴重な体験をさせてもらった。
新たなステージに上がった気分。
まだまだ現場でがんばろと思えた。
ありがとうございました。
感謝です。
ブログの再開と書籍購入
ブログ更新をぼちぼち再開したいと思います。
また、できればゼミ生にも参加してほしいなあと思います。
先日来、書籍を購入してもらいました。
こちらもゼミで使えそうな本だけでなく、ゼミのみんなに希望を聞いて、できるだけ買えるようにしています。
専門書だけでなく、コミックや絵本もありますし、最近テレビでドラマ化されている原作本もあったります。
こども教育学科のブログ更新しました!
テレビ番組〜応用行動分析について
先日、行動障害が強化されかねない状況の自閉症児への応用行動分析を適用した訪問型の療育を対象にした番組があった。
【テレビ番組】NONFIX~自閉症児のために~闘う出張カウンセラー
https://www.fujitv.co.jp/nonfix/library/2021/683.html
その番組とコメントを紹介したブログが公開された。ここのサイトの共同研究者金森先生のサイトだ。
視聴者によって、このままでは誤解を招くのではないかと心配な箇所もあるが、事実をうまく紹介され、とても良い番組だと思った。
みんなに見てほしいけど、再放送しないかな。
卒業論文発表会
今年度、こども教育学科の第1期生が卒業する。
特別支援教育研究室に所属の学生3名は、コロナ禍の中、卒業論文をまとめてきた。
2021年1月20日、その口頭試問を兼ねた卒業論文発表会が開かれた。
次年度卒業論文作成予定の学生も参加し、特別支援教育の専門の教員も参加して行われた。
1年以上取り組んできた自分の卒業研究だが、自分と指導教員、それにゼミの友達だけの意見交換で、こうした多様な意見交換が期待できる対話の機会は非常に貴重だと感じた。卒業論文作成が大学の目的ではないと思うし、それをきっかけにいろんなことを学んで欲しいと願う。そんなきっかけになったのではないかと期待している。
卒業予定学生のこれからに期待したい。
特別支援教育AT研究会2021の開催について(案内)
京都ノートルダム女子大学特別支援教育研究室では、例年、春に日本教育情報学会特別支援教育AT研究会との共催、その他多くの大学研究室との共催、現場の先生方との共催で研究会を主催しています。
卒業後も無理なく楽しみながら学び続けるために、様々な人間関係形成能力を学べるまたとない機会ですし、大学内外の諸先輩方の学びを、直接学べる非常に貴重な学びの機会であると考えています。
多くの皆さんの参加と発表を楽しみにしています。
原稿のフォーマットはこちらを使ってください。formatAT2021.docx
3/13までに事務局まで原稿を送付ください。受け付けたもののみを当日配布資料とします。
2020年12月
特別支援教育に関わる皆様
日本教育情報学会特別支援教育AT研究会
会長 金森 克浩
(日本福祉大学 教授)
特別支援教育AT研究会2021の開催について(案内)
特別支援教育に関心のある教員等を対象に、障害や特性に応じた学習・生活の質を高めるための支援技術(AT)やICTを活用した教育実践を交流する研究会を、各地の大学研究室や研究会と共催にて開催します。
午前は特別支援教育を学ぶ学生が、午後は特別支援教育に関わる教員が研究・実践の発表・交流を行います。公私ともお忙しいことと思いますが、COVID-19感染症対策を講じながら春の京都・全国で、教員等も学生も共に学びたいと思います。
共催・後援(予定含む)
京都ノートルダム女子大学特別支援教育AT研究会(太田研究室),広島大学氏間研究室,兵庫教育大学小川研究室,関西学院大学丹羽研究室, 金沢星稜大学新谷研究室,神戸親和女子大学武富研究室,皇學館大学教育学会特別支援教育AT研究会(大杉研究室),奈良学園大学中島研究室,日本福祉大学金森研究室,ノートルダム清心女子大学青山研究室,大阪人間科学大学中島研究室, 島根県立大学特別支援教育学研究室, 島根大学伊藤研究室,帝京大学大学院教職研究科爲川研究室,富山大学水内研究室
AT-Okinawa,チャレンジキッズ研究会,DonTAC,九州e-AT研究会,マジカルトイボックス,なんとカンファレンス,(一社)日本支援技術協会,大阪支援教育コンピュータ研究会,NPO法人支援機器普及促進協会,東海特別支援教育カンファレンス
日時 2021年3月21日(日)10時〜15時半
会場 キャンパスプラザ京都 第3講義室
京都駅下車すぐ(〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下る)
Zoom会議室(参加確定者に開催直前にメール連絡します)
会場参加定員 60名(埋まり次第締め切ります)
遠隔参加定員 80名
主な内容
10時〜12時
共催大学研究室を中心に、卒業論文等の研究発表
13時〜15時半
各地の特別支援学校などの教員による実践・研究交流
その他
一次申し込みとして、1/23まで発表予定者の申し込み(最大20名)を行います。
参加のみの申し込みは、1/24~3/13まで実施する予定です。
国立特別支援教育総合研究所Webによる研究所公開
みなさんこんにちは
暫くぶりの更新です。
お初のネタが見られたので更新します。
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所が今回初めて研究所公開をWebでされます。
以下に情報があります。興味のある方は自由に見てみると良いですね。
障害種別の特別支援教育や研究って?どんなことしているの?とか・・・
令和2年度研究所公開のイベント情報
日にち 令和2年12月24日(木)午前9時~令和3年1月11日(月)
実施方法 動画のオンライン配信
費用 無料
申込 不要
市民広報に特別支援学校が!!
先ほど、古い知り合いの先生からの紹介で広島県のある市の広報誌に、特別支援学校が紹介されているのを知った。
なかなか近隣の市域では見たことがない。
生き生きとした生徒の顔がいい!!
さらに、表彰の紹介では美術展表彰式(一般・高校生の部入賞者)も紹介されている。
これも、当たり前に載っているのがいい。
当たり前が当たり前だと思う。もっともっと当たり前になってほしいなあ・・・
少しうれしいニュースを紹介させていただきました。
URLは,下のとおりです。ぜひご覧ください。
https://www.city.etajima.hiroshima.jp/cms/articles/show/7734
https://www.city.etajima.hiroshima.jp/cms/files/uploads/koho202012_p01__2.pdf
https://www.city.etajima.hiroshima.jp/cms/files/uploads/koho202012_p12_p13.pdf
https://www.city.etajima.hiroshima.jp/cms/files/uploads/koho202012_p32.pdf
新型コロナ対策啓発動画
先ほどある人の書き込みで、学生向けのいい動画を知った。
学生にとって、とても大事なことがコンパクトに情報提供されている。
改めて見て振り返りたい。そして、行動を見直し改善したい。
京都府のYouTubeチャンネルから
(京都府新型コロナウイルス感染症対策)山中伸弥 京都大学iPS細胞研究所 所長から学生の皆さんへのメッセージ
(京都府新型コロナウイルス感染症対策アニメ)「自分のため、チームのため」編
(京都府新型コロナウイルス感染症対策アニメ)「飲食時は危険!」編
京都府 新型コロナウイルス緊急連絡サービス「こことろ」【利用者編】(字幕)
今更ながらしっかりと作りこまれているので、参考にしたいと思う。
キャリア発達支援研究会 実践交流会2020のお知らせ
以下の研究会の企画・運営に関わります。興味のある皆さまのご参加をお待ちしております。
キャリア発達支援研究会 実践交流会2020
支え合い・学び合う環境の構築Ⅲ
-社会変化に柔軟に対応するために必要な教員の資質・能力の検討-
1 開催趣旨
新学習指導要領では,教育の普遍的な使命を維持・発展させながら,社会の大きな変化を柔軟に受け止めて対応していく資質・能力の育成を目指した「社会に開かれた教育課程」の実現が求められています。また,教育活動全体をとおして「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力・人間性等」を育成するとともに,児童生徒等が社会とのつながりの中で学びを深め,より良い人生を送れるように,適切な指導及び必要な支援の充実に努めることが求められています。
これらを支えるのは,教員の使命感,人間の成長・発達についての深い理解と愛情,教科等に関する専門的知識,広く豊かな教養を基にした実践的指導力等によるところが大きく,学校及び教員自身が社会に開き,つながるとともにその職務をとおして研究と修養に努めていくことが肝要であると考えます。
今回,教員に求められる資質・能力の中で,自ら考え課題解決に向かう力に焦点を当て「思考し行動する力」の育成について考えます。思考し行動する力は,新型コロナウイルスにかかる喫緊の対応等,急激かつ前例のない社会変化に柔軟に対応するために必要な力の1つとして捉えられると考えます。
この企画は日本特殊教育学会第58回大会自主シンポジウム「支え合い・学び合う環境の構築Ⅲ-社会の変化に柔軟に対応するために必要な教員の資質・能力の検討-」の内容を発展させた実践交流会です。日本特殊教育学会第58回大会は,新型コロナ対応でネットワークでの動画配信による開催を余儀なくされました。そこで,本自主シンポジウムの実施をZoomによる遠隔参加が可能な形態として開催します。
皆様のご参加をお待ちしています。
2 日 時
令和2年10月17日(土)
14:00~14:10 開会挨拶,企画趣旨説明
14:15〜15:00 話題提供(各15分)
15:00〜15:15 指定討論 (15 分)
15:15~15:45 グループセッション
15:45~16:00 全体共有
16:00ごろ 閉会
終了後 フリーセッション
3 開催方法 Zoomによるオンライン会議形式 ※参加者へは,Zoom会議招待メールを送信します。
4 参加者
企画 逵 直美(東京都立光明学園)
広兼千代子(広島県立三原特別支援学校)
太田 容次(京都ノートルダム女子大学)
指定討論 菊地 一文(弘前大学大学院)
司会進行 坂本 征之(国立特別支援教育総合研究所)
5 日 程
13:30 受付及び各自ログイン
14:00 開会挨拶,企画趣旨説明
国立特別支援教育総合研究所 主任研究員 坂本 征之
14:15話題提供(各報告15分)
(14:15)
①教員育成養成の立場から社会とつながる資質・能力向上の方策を考える
京都ノートルダム女子大学 准教授 太田 容次
本学では,保育士や幼稚園,小学校,特別支援学校の教諭を目指す学生が,卒業後の自らの生き方・あり方を考え,主体的に学修できるよう指導・支援している。特に,特別支援学校教諭免許状取得を目指す学生に対して,基礎免許となる小学校とできるだけ多くの障害種の特別支援学校を体験することで,大学での学修と関連付け,深い学びとなるように支援している。そのために,事前登録された学生や学校等教員,指導教員のみが参加し,やり取り可能なCNS(Closed Networking Service)を活用した相互作用による学びを促している。昨年度の続報事例とその分析を報告する.
(14:30)
②管理職の立場から社会とつながる資質・能力向上の方策を考える
広島県立三原特別支援学校 教頭 広兼千代子
学校では,昨年度末から新型コロナウイルスの感染拡大に伴い,長期にわたる臨時休校を余儀なくされた。本校においても,かつてない状況に直面し日々緊急的な対応を求められる中で,これまでにない教員の対応力・協働力が発揮され,課題解決に向けた組織的な動きが促進される場面があった。今回の危機的状況を通して,児童生徒への学習支援,校務の遂行,保護者との連携,安全・安心な学校環境づくり等,教員が受け身にならず主体的に考え行動し,打開案を探りチームで協働することの大切さを再認識している。本校における臨時休校中の様々な対応や取組から,今後も学校に起こりうる危機的状況を乗り越えるために必要な力とその方策について意見交換したい。
(14:45)
③研究主任の立場から社会とつながる資質・能力向上の方策を考える
東京都立光明学園 主任教諭 逵 直美
教員の資質・能力の向上においては校内で行われるO J Tはその役割を担うものであると考える。研究主任として初任者の年次研の研修をどのように組み立てるか,年間計画を立てる中で「授業力・指導力」「生徒指導力・進路指導力」「連携力・協働力」3つのポイントを考えながら作成した。研修会を受講したのちに各自が何を学び何を取り入れ実践していくのか思考するために意味づけをしながらの課題の出し方に配慮した。また,コロナ感染予防のための休業中に何ができるのかWEBを活用した研修会の取り組みや地域と学校との関わりを模索した具体的活動事例を報告しながら,今教員にとって必要な力について協議に参加したい。
15:00【指定討論】
省察力の育成を目指した対話の在り方について
弘前大学大学院教育学研究科 教授 菊地 一文
各自治体においては各ライフステージにおける育成指標を示し,研修や評価に活用する等,現職教員の職能成長に向けた取組が進められている。本教職大学院では,教員養成学研究の知見を踏まえ,「省察力」を核に「課題探求力」「協働力」「自立的発展力」を教員に求められる4つの力と位置づけ,カリキュラムを編成している。まさに省察力は「これまで」を振り返り,「いま」と向き合い,「これから」を展望する上で重要な力であり,その積み重ねがいわゆる「キャリア発達」につながると捉えられる。
指定討論では,各話題提供においてどのように「資質・能力」を捉え,「どのように」その育成に努めたのかについて言及したい。また,各段階における個々の役割への意味付けや価値付けにつながる「対話」の在り方や,そのための組織づくりに視点を当てて協議したい。
15:15 グループセッション(実践共有や意見交換)
【協議のテーマ】
・教員が支え合い・学び合うために必要な環境について
・社会の変化に柔軟に対応するために必要な教員の資質・能力について
15:45 全体共有(各グループから発表)
16:00 閉会挨拶
5 参加費用 無料
6 対象
キャリア教育または特別支援教育に関心がある,キャリア発達支援に取り組んでいる教育,医療・療育,福祉関係者等
7 参加申し込み
次のサイトで受け付けています。
https://www.kokuchpro.com/event/5d1bbc2687dcac6875c73cd7aa5fce7a/
令和2年10月14日(水)までにお申し込みください。
8 Zoomによる参加に係る留意事項
① 本学習会はZoomアプリを使用します。アプリのダウンロードは各自,自己責任でお願いします。
② 本学習会に参加するためには,PC(要マイク及びWebカメラ,タブレット端末やスマホでも対応可)及びインターネットに接続できる環境が必要です。通信回線やPC等の機器は各自でご準備ください。使用機器によっては,マイク・ヘッドフォン(百均のもので大丈夫です)があると便利です。
③ 通信環境等により,接続が不安定になる場合があります。本学習会ではグループセッションがありますが,Zoomアプリの仕様や通信環境,参加状況等から通信が途切れることや途中で切断されることも考えられます。その際は,再接続してください。
④ 本学習会への参加に際して提供される会議URL,ID及びパスワードは,当日本人の使用に限定するものであり,第三者への提供及び共用を禁じます。また,管理には十分にご留意ください。
⑤ 本学習会をアプリやスマホ等で録画・録音することを禁じます。
⑥ 本学習会への参加の際は,氏名表示を「勤務校・氏名」とし,協議の際はできるだけお互いの顔が見えるよう「ビデオ」をONにしてください。また,全体会では報告者等以外は「マイク」をミュートにし,発言をする際には適宜各自で解除してご発言ください。
⑦ グループセッションでは積極的に発言する等,主体的な参加をお願いします。
対面型の授業
京都ノートルダム女子大学では、国や京都府の方針を受けて、大学でガイドラインを定め、それに沿った対面型授業を必要なものを始めています。
大学のWebにも、今後の対面授業の方針や対応マニュアルも紹介されています。
https://www.notredame.ac.jp/news/news/2358/
https://www.notredame.ac.jp/pdf/cms/0622_taisaku.pdf
「京都ノートルダム女子大学コロナウィルス感染拡大予防マニュアル」
https://www.notredame.ac.jp/news/news/2433/
これらの方針、マニュアルに沿った形で授業を行っています。
そこで、一つの授業を紹介します。肢体不自由者教育論2という特別支援学校教諭免許状を取得希望する学生が履修する科目があります。その中の1コマで医療的ケアが必要なこどもの指導・支援について学びます。具体的には、医療的ケアが必要な肢体不自由のあるこどもの教育を行う際の保護者との連携をもとにした、学校や教員、医療や保健、福祉などとの連携やその際に必要な個別の教育支援計画等の活用について具体的に学びます。
昨日の対面授業では、ゲストに特別支援学校の保護者をお迎えし、講義をしていただきました。
実際に聴く保護者の講義は、単なる大学での座学の学びを超えている感想コメントが見られました。
特に今回特筆したいのは、お母さんと打ち合わせをメールでしている際に、本人が来られたらなあという話になり、お母さんによる本人への意思確認の結果、京都ノートルダム女子大学での授業に「参加したい」と言う意思表示が見られ、一緒に学ぶことができました。
お母さんにとっても、本人にとっても、そして何より学生にとっても貴重な学びの時間になっていればいいなあと思います。
これからも、特別支援教育の現場を知る学びを考えていきたいと思います。
大学のコロナ対策
本学でもぼちぼち対面型の授業が始まろうとしています。
今日は、そうした中で営業を再開した食堂の風景です。
順々に列に並ぶ位置も示されています。
テーブルはこのように3密を防ぐ対策がされています。
今日は久しぶりにいつも食事を一緒にしている職員さんと取りました。
でも、壁越しで・・・何とも言えないですが、乗り越えねば!!
リンク集にここ最近の在宅学習のリンクを紹介
京都府に発令されていた緊急事態宣言も解除され、小中特別支援学校などの休校も終わろうとしています。
でも、まだまだ2次3次感染の危険がありますので、油断できません。
3つの密を避け、不要不急の外出を控え、出来るだけStayHomeしたいものです。
あと、30秒以上の石鹸での手洗いも大事です。この時間の間石鹸で指の間や爪など洗うことが続けられない人には、ハッピーバースデーを2回歌うと良いのだとか・・・
この期間にリンク集を充実させてきましたが、随分関連情報だけでも増えました。そして、そのサイト名の右の数字で示されたアクセス数もすごいです。みなさん情報を求めているんですね。
臨時休業期間の学習や授業、宿題に役立つ学習教材や情報
特別支援教育のための教材 202
楽しく体験!ソーシャルスキル 71
ちびむすドリル【小学生】 29
幼児・小学生の無料プリント | ぷりんときっず 37
幼児・小学生・中学生の無料学習プリントサイト|学習プリント.com 64
小学生のための無料ドリル出来杉君(国語・社会・英語・算数ドリルのプリント 問題集) 28
算願(さんがん) | 算数計算PDF問題ドリルの無料ダウンロード 23
ジャッカ[JAKKA] | 無料PDF漢字ドリル 30
学習支援サイト向日葵 | 小学生無料プリント 算数問題 国語問題 ドリル 18
SAGAでるプリント 39
[Teach U]特別支援教育のためのプレゼン教材サイト できるだけ,シンプルに。 13
ダッシュニンの特別支援教材室 | #特別支援教育が特別じゃなくなる日を 9
臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト(子供の学び応援サイト):文部科学省 11
小学校における学習支援コンテンツ (令和2年4月15日時点):文部科学省 5
臨時休業中の学習支援のページ 大阪府教育センター 8
ICT等を活用した自宅学習支援(高校生年代対象)/とりネット/鳥取県公式サイト 4
学びの支援サイト|東京都教育委員会ホームページ 4
新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休業期間における学習支援について/千葉県 5
子どもたちの学びを支援します!(デジタル教材等のリンク集) - 大分県ホームページ 3
今こそできる!こんなこと ―都立図書館 学習・読書応援ポータル|東京都立図書館 1
臨時休業期間における家庭学習について 5
新型コロナウイルス感染症による外出制限下での視覚障害のある子供達の学びを支えるための情報源 1
東京大学でオンライン授業を3週間受講して <課題・対策・リクエスト>|岩澤直美|note 2
オンライン授業plus 離れていてもできること|明治大学国際日本学部・岸ゼミナール - YouTube 1
臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト「子どもの『学びの場』」はこちら。 | 滋賀県総合教育センター 1
臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト「子どもの『学びの場』」はこちら。
知的障害特別支援学校の「オンライン授業」や「動画配信」を考える|TM-Lab.|note 2
いっしょに学ぼう特別支援学校 1
新型コロナウイルス対応と特別支援教育
現在、全国の特別支援学校を始めとする学校で休校措置が取られています。本京都ノートルダム女子大学も同様に休校です。
しかし、子供たちの学びや生活が全く止まっているかというと、そうではありません。むしろ働くお母さん方にとっては家庭の負担が大変であるとか、学校に通学できないことに適応できない子供もいるでしょう。
そんな子供たちの学びを支援するためのコンテンツをリンク集に掲載しています。
ぜひ活用してください。
ロスからのメッセージ
ご無沙汰です。
アメリカ出張後、新型コロナウイルス対応で、バタバタしておりました。
自分も、そして仕事上もいろんな対応が必要でした。
早く日常が来てほしいと思っています。
今朝、FaceBookでの友達が以下の書き込みをされました。本人の了解を得て転載します。
そして、その映像もリンクしておきました。実際の声を聴いてください。大事なこと、誰もができることが語られています。
Kai in on Japanese TV news.
伊藤史人先生に繋いで頂いた盛岡の映像ディレクター、千葉佳史さんから先週、「LAの現状を伝えて欲しい」とご連絡頂きました。昨日オンエアされた映像です。千葉さん、繋いで下さった伊藤先生、三浦かおるさん、このご縁で新しく繋がって下さった千葉淑子さん、ありがとうございます!
LAから、日本を応援しています!
研究プロジェクト発表会「“せんせい”の学びを考える」
このサイトを使った研究を含む本学こども教育学科で行われている研究プロジェクトの発表会が明日3月7日にある予定でした。
https://www.notredame.ac.jp/news/news/1775/
この通り、一般公開は中止になりましたので、学内限定でこじんまりと行われました。
3件の発表がありました。
小学校体育科の教員研修
小学校社会科の教員研修
そして、こちらのサイトすなわち特別支援教育にかかわる学生と教員の学びを分析した結果を紹介しました。
こちらをこども教育学科のブログせんせいのたまごブログにアップしました。
https://kodomokyoiku.kyo2.jp/e550108.html
ご覧ください。
発表内容の詳細は、後日本学の機関リポジトリにて資料公開される予定です。
特別支援教育AT研究会の開催中止について
日本教育情報学会特別支援教育AT研究会(令和2年3月20日、於:キャンパスプラザ京都)につきまして、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため中止とさせていただきます。
本研究会で予定しておりました基調講演やセッションの全てが取りやめとなります。当日会場にお越しいただいても研究会は開催いたしておりませんので、ご注意ください。
参加予定の皆様、関係者の皆様には多大なご迷惑をおかけいたしますが、苦渋の選択であったことをご理解いただき、今後とも日本教育情報学会をご支援くださいますよう宜しくお願い申し上げます。
日本教育情報学会 会長 林 德治
カイカイとふじよさんが更新されました。
カイカイとふじよさんが更新されました。
https://ameblo.jp/kaikai-losangeles/entry-12573349164.html
特別支援教育リンク集に掲載させていただいているブログが更新されまして・・・
私は昨年のCSUN以来のお付き合いで、何も貢献していませんが・・・。
とても温かい気持ちになったので一言FBに書かせていただきました。
こうして前向きに考え、カイくんと向き合っている不二代さん。すばらしいですね。
こんな風にポジティブに考えて、こどもと向き合える人が身近にいて欲しいなあと思います。
うまく言えませんが、そんな気持ちです。
皆さんもぜひ、時間をかけてこのブログを味わってみてください。
パン販売
京都ノートルダム女子大学では、障害者福祉を研究している学科があり、地域の障害者の就労支援をされている施設が定期的にパン販売に来られています。
今年度最後の機会なので私も少しいただきます。
ある日本人の動画の紹介
昨年3月、アメリカ合衆国のカリフォルニア州立大学ノースリッジ校主催の障害者とテクノロジー会議に参加した。通称CSUNと言われる世界最大級の会議だ。
そこで、いろんな人に出会った。特別支援教育に関わらず、障害のある人の生活や学びにテクノロジーを活用する様々な研究発表がされていた。
その会議では、日本人だけでなく、様々な人と出会ったが、IBMで研究者として働く日本人と出会った。その時、名刺交換した。
先ほど、ひょんなことから、IBMのYouTubeに掲載されている動画を発見した。彼女の日常が紹介されていて、当たり前の生活以上の海外の企業で研究者として活躍されている日常が描かれていた。
よくわかる。実にいい。失礼だけれど・・・皆さんに見てほしいので書いた。
早春を感じますね
令和2年になり、後期の授業が始まっています。
特別支援教育に関する授業も進んでいますが、今日は、教育とは関係のない話題を・・・
下に紹介した写真ですが、いつも通る北大路橋の朝日です。きれいでしょ?
これは南に向いて撮影したもので、夏だともう太陽が高いのですが、この季節はこんな風にきれいに比叡山、東山と調和しているなあと感じます。
次は、京都市内に流れている琵琶湖疎水分線です。
琵琶湖疎水については、以下の本が詳しいですが、明治時代に日本人だけで作られた人工的な河川です。(基礎的な研究は田邉朔郎さんの工部大学校の卒業論文です。すごいですね。卒業論文です。)今の土木事業だとコンクリートで固められ、情緒を感じないのですが、土手の上部は桜や紅葉が植えられ、その根元には様々な草木が植っています。この季節になると、ラッパスイセンがボチボチ咲き始めます。春ですね。
京都インクライン物語 (中公文庫) (日本語) 文庫 – 1994/9 田村 喜子 (著)
琵琶湖から疏水を引いた人脈と技術 - j-stage
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rcmcjs/3/0/3_0_31/_pdf
そして、最後の写真は、先日鴨川の河原で食事中の大型ネズミ、カピバラです。
外来生物なので、国内の自然や生態系に悪影響を及ぼすかもしれないのですが、個人で駆除もできないし・・・、こうして見てみるとなかなか可愛い。
子年だしね。いいことありそう!!
特別支援学校などでも、春を感じる生活単元学習の授業が行われているんだろうなあ・・・そんなことを思って今日のブログを書きました。
皆さんにとって、いい一年でありますように!!
令和元年が暮れます
令和元年12月29日の今朝、珍しく朝日新聞を読んだ。
一面の天声人語が、ユニバーサルフォントの話題だった。
小春良読体と言う読みやすいフォントに関する論述だった。
これは、東京女子大の小田先生の開発で市販されている。
共同印刷と東京女子大開発の「小春良読体」イワタから発売 ユニバーサルデザインで読みやすく | プリント&プロモーション
この紹介記事を見てみると、確かに見やすい。
障害のあるとかないとかではなく、誰もが読みやすいそんなことが当たり前になってほしい。加齢で誰もが感じる読み辛さが、楽になるって素晴らしいと思う。
また、来年も色んな気付き、学びをしたい。皆さんよろしくお願いします。
高校からのお客さん
今週は、高校からのお客さんが来学されている。
本学は2学部5学科ある。そのうちの一つ、こども教育学科に来たい学生もいるだろう・・・大学体験では、先生になりたい高校生に大学生活をイメージしてもらうために、それぞれの学科の教員の専門性を活かしての模擬授業や体験がある。大学生になってからの授業や実際にどんなことをするのか、どんな風に学ぶのかを体験してもらう。
特別支援教育からはこんな授業と体験を行った。
模擬授業として「UDな授業~どの子にとってもあると嬉しい授業のポイント」を行った。
どの子にとってもわかりやすい授業にするには、どの子もわかる授業にすることが大事だと思う。
そのためのユニバーサルデザインの視点からの授業が大切だ。
体験コーナーは、「障害のあるこどものためのおもちゃやコミュニケーションツール」として、障害のあるこどもも遊べるおもちゃやコミュニケーションツールなどを一部展示し、体験してもらった。
こども教育学科からの他の授業は「ファーブル(携帯用小型顕微鏡)をのぞいてみよう」「手作り楽器を作ってみよう」と、計3つの体験を3日間にわたってしてもらった。
高校生の素朴な感想を聞きたいなあと思う。
先日、特別支援教育研究室に図書が入りました!!
みなさん
どうも!元気でやってますか?
先日、発注していた特別支援教育研究室置きの特別支援教育関連図書が入荷しました。
マンガから、専門書までいろいろと考えて購入しましたので、障害のある子どもの理解や模擬授業、卒業論文に役立ててください。
これからも資料が必要なら、要望を聞きますよ!!>まってます!!
特別支援教育AT研究会の開催について(一次案内)
京都ノートルダム女子大学太田研究室では、日本教育情報学会特別支援教育AT研究会をはじめ、大学研究室、教職員の研究会等との共催にて、下記の通り研究会を計画しています。
現在は、参加者と発表者を募集しています。
午前中は、基調講演として、SMA当事者による講演から学びます。その方の現在は視線入力装置をフル活用して生活を広げておられ、原稿執筆などもされています。支援機器ユーザの声を聞き、特別支援教育でのAT活用について考えるまたとない機会です。
午後は、教員セッションと学生セッションに分かれ、学生セッションでは、共催大学の特別支援教育ゼミの学生の卒業論文の構想発表会となる予定です。
以下は、概要です。
学会発の一次案内はこちら R1.3.20jseiat1.pdf をクリックしてください。
特別支援教育に関心のある教員等を対象に、障害や特性に応じた学習・生活の質を高めるための支援技術(AT)やICTを活用した教育実践を交流する研究会を、各地の大学研究室や研究会と共催にて開催します。今年度は、SMA当事者から基調講演をいただき、新企画として教員セッションと特別支援教育を学ぶ学生セッションを午後に実施します。公私ともお忙しいことと思いますが、春の京都で教員等も学生も共に学びたいと思います。
共催・後援(予定含む)
京都ノートルダム女子大学特別支援教育AT研究会(太田研究室),兵庫教育大学小川研究室,関西学院大学丹羽研究室,神戸親和女子大学武富研究室,皇學館大学教育学会特別支援教育AT研究会(大杉研究室),奈良学園大学中島研究室,日本福祉大学金森研究室,ノートルダム清心女子大学青山研究室,大阪人間科学大学中島研究室,島根県立大学西村研究室,島根大学伊藤研究室,富山大学水内研究室
AT-Okinawa,チャレンジキッズ研究会,DonTAC,マジカルトイボックス,なんとカンファレンス,
(一社)日本支援技術協会,大阪支援教育コンピュータ研究会,NPO法人支援機器普及促進協会,東海特別支援教育カンファレンス
日時 2020年3月20日(金)春分の日 10時〜16時
会場 キャンパスプラザ京都 京都駅下車すぐ(〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下る)
開催協力金 500円(学生は除く)
参加定員 120名(埋まり次第締め切ります)
主な内容
10時〜12時
l 基調講演「最先端技術で広がる私の世界」
田中茜吏さん(脊髄性筋萎縮症(spinal muscular atrophy: SMA)当事者)
就学前からレッツチャットを使いこなし、現在は視線入力装置をフル活用して生活を広げています。支援機器ユーザの声を聞き、特別支援教育でのAT活用について考えます。
13時半〜16時
教員セッション
l 各地の特別支援学校などの実践交流(西日本中心に多くの実践を紹介)
学生セッション
l 共催大学研究室を中心に、卒業論文等の構想等の研究発表を口頭及びポスター形式で実施
研究会の詳細(原稿執筆要項等)、申し込み(発表及び参加)、お問い合わせは、特別支援教育AT研究会 2020からお願いします。
病気のこどもの未来の教育を探る!最新の5Gを体験!!
京都ノートルダム女子大学特別支援教育ゼミでは、その名前の通り、特別支援教育に関する研究、特に実践に活かせる研究や学修を行なっています。
そこで今回は、関西学院大学丹羽先生のNTTドコモさんでの実証実験に当ゼミも参加させていただきました。模擬授業を京都ノートルダム女子大学2回、関西学院大学2回の計4回行い、環境を変化させた授業の効果はどうだろうというものです。
現在我が国では、病気などにより自宅や病院から通学できない高等学校の生徒を対象に、遠隔地からの授業参加が認められています。
このサイトに掲載されている情報を見てわかる様に、この通知までは、病気で入院したり、長期欠席している高校生は、休むしかなかったのです。でも、ICTで学習できる様になり、一定数単位取得も可能になりました。
さて、これまでは、SkypeやFaceTi me、Zoomなどのパソコンやスマートフォンなどのテレビ電話機能で遠隔地からの授業参加を行なってきました。
でもこの写真にある様に、ビデオカメラが固定されていたり、自由に動かせても自分で操作が難しかったりします。カメラの位置によっては、見たいところが見えないこともしばしばです。
実際に、この画面だと、板書がほとんど見えませんね。授業中だと、カメラの操作をお願いするにもお願いできないこともあると思います。
現在の回線速度と通信容量だと、これでも限界なんですね。
そこで、数年後に実用化される5G回線への期待が高まるわけです。
5G回線だと、もっと自由に、同じ教室にいるかの様な授業参加が可能になると思います。
5G回線を使い、360度自由に見られるカメラを教室の中央に設置することで、遠隔地の授業参加者や参観者は、タブレットを操作し、自由にいろいろな場所を見ることが可能です。板書を大きく見たり、先生の顔を大きく見たり、友達のノートなどを見たりすることも可能です。
こうした最新の技術を使うと、病気の子供の授業も変わるだろうし、先生の研修なども変わる可能性を感じます。
個人的には、テレビ会議ができるだけで感動していたけれど、そこにホワイトボードやプレゼンテーション画面が共有できる様になり、もはやこれで完成かと思っていました。
しかし、今回の5Gでの授業配信を見ると、まだまだ未来はやってくると感じました。こうしたSociety5.0時代の最新技術こそ、特別支援教育で使わない手はないと思いました。これはこれまでも、そしてこれからも大事なことだと思っています。そんな国内でもまだ体験できない学びをしました。
実証実験に参加した皆さん
お疲れ様でした。いい体験でしたね。
リンク集を見直しました!
みなさん
3連休いかがお過ごしですか?大型の台風が来ていますので、被害がないといいですね。
さて、このサイトの特別支援教育関係のリンク集を修正しました。
サイトが移動していたり、閉鎖されていたりすると、見ることができませんので、一つひとつ確認しました。
このリンク集は、特別支援教育コーディネーターの先生からの情報で、特別支援学校の先生方だけでなく、保育園・幼稚園・小学校・中学校・高等学校の特別支援教育に関わる先生方に役立つように作りました。
以下のような分類で分けていますが、サイト数が増えて163サイト登録していますので、検索窓でキーワードを入れるといいかもしれません。(なぜかスマホだと文字がダブって入力されるので、PCで検索してください。)
- 発達障害などの理解
- 特別支援学級の学級経営
- 個別の教育支援計画・個別の指導計画など
- 生活単元学習って何?
- 自立活動は何をしたらいいの?
- ユニバーサルデザイン授業~通常学級の学級経営や授業作り
- 学習指導案など
- 授業や宿題で活用できる無料学習教材
- 合理的配慮として何をすればいいのかわからない
- 外部機関に相談したいけど・・・
- 特別支援教育とは?行政機関から
- 特別支援教育とは?教育センターから
- 特別支援学校のセンター的機能って?
- 支援技術やコミュニケーション
- 支援技術などを使った授業づくり
- キャリア発達、社会参加と自立
- 学校から
- 大学や研究機関から
- 民間研究団体等から
- リンク集
- 多様な教育的ニーズ
- イベントや研究会・学会
近々多様な教育的ニーズを分けてメニューを作る予定です。
教育実習中の皆さんは、検索している時間はないかもしれませんが、実習中にも参照できるサイトがありますね。
特別支援学校の教育実習が始まるころには、ここもサポートサイトになるといいかもしれません。
- 学習指導案など
実地教育用学習指導案集|京都教育大学 教務情報
京都教育大学の実地教育用学習指導案をPDF型式で掲載されている。
PTA主催の支援機器展
今日は滋賀県立野洲養護学校のPTA主催の支援機器展がありました。ご縁があり、「知的障害のあるこどもの主体的、対話的で深い学びのための支援機器の活用」というテーマで、ミニ講演と支援機器体験を行いました。
オープンキャンパスで展示している教材を知的障害のあるこどもを対象に選りすぐり、支援機器を使わないといけない背景を解説し、実際に体験してもらいました。保護者や地域の小中学校の先生たち、こども下校後は担任の先生たちが熱心に参加されました。
今回で2回目になるこの取り組みは、今年バージョンアップし、午前中は講演会があり、その後体育館で色々な展示を見て回るというスタイルです。
展示も全国から幅広い領域からの展示があり、私自身も興味深いものでした。お隣の展示は、福井県からの展示で、Lee製作室さんでした。座位保持椅子やクッションなどがかなり工夫されているように思えました。
福祉用具の製造・販売 - Lee製作室
お向かいさんは、ラーゴム・ジャパンさんで、不眠や多動の対策としてチェーンブランケットの紹介をされていました。身体感覚の不安に寄り添うかけ布団なんだそうです。
ラーゴム・ジャパン | Next happiness by lagom ideas
さて、私のミニ講演と展示の最終的な人数は数えていませんが、5〜6セットくらい説明と支援機器体験を行いました。皆さんとても興味を持っていただき、ありがたく思いました。
本学のこども教育学科にとっては、取り組みを知ってもらえるいい機会です。特別支援学校にとっては、保護者に最新の情報を学んでもらう機会になりますし、先生たちにとっても、さらに地域の小中学校の先生たちにとってもいい学びの機会だと思います。この様な誰にとってもよい、「三方よし」の取り組みは、県内に広がるといいなぁと思います。1日お世話になりました。ありがとうございました。これからも応援させていただきます。
日本特殊教育学会に参加しました。
広島大学東広島キャンパスで開催された日本特殊教育学会第57回大会に参加しました。
この学会は、特別支援教育に関する国内最大級の学会です。
大学教員はもちろんですが、学校の先生方、教員養成の学生や大学院生が参加しています。
大学教員だけでなく、学生の発表もありまして、とても学生にとっても勉強になる機会です。
研究発表やシンポジウム、講演を聞くだけでなく、発表者との質疑など聞くだけでなく、主体的な学びはとても勉強になると思います。
私も昨年度から取り組んでいる本サイトで行なっている研究の経過を発表しました。
CNS(Closed Networking Service)を利用した能動的な学修・研修方法の開発 2
研究参加者の振り返りアンケートの計量テキスト分析から
太田 容次(京都ノートルダム女子大学) 金森 克浩(日本福祉大学)
本日、中学生へのミニ講義
今日は、中学生へのミニ講義を行った。男子3名、女子3名だ。真面目そうな中3生だった。
保育や授業のユニバーサルデザイン(UD)について考える授業を行った。
バリアフリーやUDについて学び、自分の生活の中でのUDを考えた上で、学校での事例、実際の教材や教具を体験してもらった。ここで紹介したものも実際に体験してもらった。
実に真面目な6人で、分かることは積極的に応え、わからないことはわからないといい、実に好感のもてる6名だった。
ミニ講義の後、大学のガイダンス、キャンパスツアー、学食でのランチで、先ほど帰られた。
学食ランチとその後退出されるタイミングで顔を合わせた。
笑顔を見せてくれていたので、きっといい印象、いい学びができたんだろう。そう思いたい。
そんなところで、今日の学食のタコライス
なかなか美味しい一品だった。これを学食で食べたのは初めて!!ごちそうさまでした!
日本教育情報学会にて本研究を発表!
昨日、今日の2日間。岡山理科大学を会場に、日本教育情報学会第35回年会が開催されています。
京都ノートルダム女子大学特別支援教育研究室で取り組んでいるこの研究について、日本福祉大学金森先生と共同で、経過を発表しました。もちろん、共同研究をしてくださっている先生方も会場に駆けつけてくださっています。
テーマ: 合理的配慮とアシスティブ・テクノロジー(特別支援教育AT研究会)
【コーディネータ】太田 容次(ノートルダム女子大学),中島 康明(大阪人間科学大学)
【要旨】 「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(平成 25 年法律第 65 号)の実施を受け, 教育分野も大きな改革が行われてきました.都道府県教委レベルでも具体的な「基礎的環境整備と 個別の合理的配慮」の内容が通知され,新しい学習指導要領への移行とともに, インクルーシブな教育環境・指導の発展がはかられてきています.この「基礎的環境整備と 個別の合理的配慮」には障害に応じた ICT 機器等の活用(アシスティブ・テクノロジー)が 重要で,その活用のさらなる発展・普及が期待されています.また,著作権法の改正により, デジタル教科書に関する法律も整備され,特に障害のある子どもへの利用についても, 合理的配慮として重要な検討課題となります.特別支援教育 AT 研究会では課題研究のテーマとして 「合理的配慮とアシスティブ・テクノロジー」を設定し,最新の技術と利用について議論します.
特別支援教育に関わる教員の専門性向上に関する研究 太田容次(京都ノートルダム女子大学)、金森克浩(日本福祉大学)
重度身体障害者の視線入力等を活用した eSpots 参加(2) -視線+ワンボタンによるコンシューマ・ゲーム操作の検討- 大杉成喜(皇學館大学)、岡元雅(みやび Project)、 川村弘之(大阪府立中津支援学校)、大井雅博(三重県立杉の子特別支援学校)
主体的・対話的で深い学びの視点を考慮した授業実践 -特別支援学校(聴覚障害)専攻科における ICT 活用- 新谷洋介(北海道高等聾学校)
特別支援教育でのICT 機器の利用を促進させるためのオンライン動画に関する研究 金森克浩(日本福祉大学)、伊藤史人(島根大学)、 福島勇(福岡市立今津特別支援学校)
意思を表出するための授業実践 -視線入力装置の活用と二者択一を促す教師の働き掛けを通して- 待木浩一(福岡県立築城特別支援学校)、金森克浩(日本福祉大学)
特別支援教員養成における情報教育の課題 -アクセスビリティ演習の効果について- 中島康明(大阪人間科学大学)
その他、特別支援教育にかかわらず、様々な研究発表がありました。
五山の送り火
みなさん
おはようございます。
京都ではお盆の行事として、ご先祖様を送るための送り火があります。
みんなの願い事を書いた護摩木を焚いて、ご先祖様をあの世に送るそうです。
で、その翌日は、護摩木のから消しをいただいて、玄関に置いて厄除けにするそうです(^_^)
ここ数年、時間があれば、登っています。とても気持ちいいです(^_^)
ボッチャ普及キャラバン
みなさんこんにちは
暑い毎日が続いていますが、熱中症など大丈夫でしょうか?
さて、あと一年で2020東京オリンピック・パラリンピックが開催されますね。
今年度4月の新入生歓迎と上級生や教員との交流のためのフレッシュマンセミナーで、ボッチャ大会をしました。実は、NECさんのボッチャ普及キャラバンに応募して、採択されたので実現できたのです。
おかげでボッチャ大会ができたわけですが、この度、NECさんのWebにそのレポートが掲載されました。
フレッシュマンセミナーでの写真と3年生の模擬授業での一コマが掲載されています。
ボッチャ、楽しいですよね。誰でもできるし、楽しい。もっとやりたい。そんな誰でもそんな気持ちになれる魅力的なスポーツだと思います。
本当に、パラスポーツの日常化につながればいいなあと思います。
ぜひ、どんなところが応募され、活動されているか、見てみてください。いろんなところにボッチャ仲間がいます。
全国ボッチャ普及キャラバン
presented by NEC & NECグループ連合
紹介されているWebページ
おもろいツールふたつ
先日、おもろいツールをふたつみつけた。
支援技術などを使った授業づくりのカテゴリーにふたつ紹介した。
一つ目は、しゅくだいやる気ぺん
鉛筆を使って学習すると、スマホやタブレットにその情報が転送され、やる気が促すというものだ。
実際に使ってみると、嬉しくなる。楽しくなる。もっとやりたくなる。
【コクヨ公式】かきたくなる。ほめたくなる。しゅくだいやる気ペン
いつもの鉛筆に付けるだけ。勉強への取り組みを分析して見える化します!子どもはかきたくなる。親はもっとほめたくなる。家庭学習の習慣化をサポートするまったく新しいタイプのIoTペンです。
もう一つは、買い物に行ったついでに見つけた
手洗い練習スタンプ おててポン|シヤチハタ
“スタンプ”でお子さまの手洗いを楽しくサポート! 「手洗い練習スタンプ おててポン」好評発売中!
これは手洗いをすることが苦手な子に、手洗いをする必然性をつけるもの。手を濡らすだけだったり、手を洗わなかったりするこどもに良さそうだ。
いずれも、いろんなこどもに役立ちそう。そんな予感がする。こんな商品が多くあると、学びづらい、生活しづらいと感じているこどもが一緒に楽しく学べるのになあと思う。
教職員研修に参加しました!
暑い毎日が続きますね。学生の皆さんは試験期間ですが、特別支援学校の多くは夏季休業に入りました。
でも、学校の先生方は夏休みではありません。その間、研究と修養に努められます。略して、研修と言われています。
昨日、文部科学省の委託により愛媛大学が実施されている、特別支援教育に関する教職員等の資質向上事業の研修のお手伝いに出張してきました。
その様子が、開催校のWebにアップされました。そこで、相互にリンクしましょう!ということで、こちらからもリンクを張らせていただきます。前期の知的障害者教育論Ⅱでも、コミュニケーション支援ツールの活用を演習しましたね。昨日は、コミュニケーション支援ツールの活用について、特別支援学校や小・中学校の先生方が約70名ほど参加され、子供に学びに合わせた指導・支援の一環として、キャリア発達支援の視点から活用することなどを話してきました。
作業学習の作品をお土産にいただきました。ありがとうございました。
もうすぐ夏休み
京都ノートルダム女子大学では、前期授業の最終週で、最終のレポートやテストの真っ最中です(^_^)今日も今学期最後のゼミです(^_^)
今日の午前は、いつも関わらせてもらっている小学校の校内研究会に参加させていただきました。ありがとうございました。
今日はインシデントプロセス法を参考に、担任の先生が三名のこどもを報告し、10人位のグループでケース検討していくというものでした。
三名とも通常の学級在籍のこどもで、対応が難しいケースのようでした。みんなで質問して、みんなで支援方針を考えて、みんなで協議する。なかなか充実した時間を先生方と共有できました。
中でも特に感じたのは、こうしてみんなで考えた事を形にして、保護者も含め共有して、ライフステージを越えて引き継ぐ為の個別の教育支援計画や個別の指導計画の大切さです。小学校で作った計画を、どう使うのか、どのようにその人を支えてくれるツールとしていくのか?そして、それを作れるだけの専門性を持たないといけないなぁというところを感じました。
なんといってもこどものことを一生懸命に考えている先生方と、こどものことを一緒に考えられた時間がありがたかった。特別支援教育を学んでいる学生の皆さんが難しいと言ってた事が、まさに話題になってましたよ!
学生の皆さん、あと一息がんばれ!
大学近所の地図をバージョンアップしました。
今朝、少し時間を取れたので、大学近所の地図をバージョンアップしました。
と書いているところのリンクです。
Googleマップの機能って、本当にすごいです。
簡単に情報が公開できて、共有できるんだから・・・
近々新しい情報も公開される予定です。
またアナウンスします。
以前の勤務校の特別参観日で卒業生と再会
昨日、以前勤務していた勤務先の特別参観日に、ゼミの学生たちと参観させていただきました。
その学校は、同窓会組織がしっかりと活動されていて、ほぼ月に一回週末に、同校の卒業生の同窓会員が参加できる機会を作っておられます。地域で家庭で1人になりがちな人も、遠慮なく参加できる余暇の場として、楽しみにしている卒業生会員が多いです(^_^)
その中の一つとして、永年勤続表彰があります。以前、勤務していた時、進路指導担当として、卒業生の近況と勤務先の情報収集、さらにはお世話になっているお礼とご挨拶に伺っていました。
今年は、担任して送り出した人たちが卒業して20年経ったとの事で、お祝いの言葉を述べました。
8名のクラスで、同窓会に参加している3名が表彰されました。
どの方も20年経ち、大人になって、しかも自分の気持ちが自分の言葉で表現されていた様にみえました。
人はずっと成長するんやなぁと感動したひとときでした。
視覚障害の人や聴覚過敏な人に向けた便利商品
京都ノートルダム女子大学のこども教育学科では、1年生前期に、全員が特別支援教育論を学びます。
そこで、合理的な配慮について、学んだところです。そんな週明けの朝の今日、ネットニュースで、便利そうなものを発見しました!
色の変わっているテキストが記事のリンクです。クリックするとそのページが開きます。
料理するのが怖い。目が不自由な人が安全に料理できるキッチンツール「Folks」
このサイトの記事を見て、目の不自由な人だけでなく、このような見やすいものは、きっと自閉スペクトラム症の人にもわかりやすいだろうと思います。
実際に手にとって使ってみたいものです。
目が不自由でも使える包丁や鍋の蓋、五徳など、これはとてもとても優れもの。
感動したのは、コップに液体を入れる時のティースプーン補助具、まな板のサイドトレーだ!!
これは実際に使っている場面を見てみたい。
ぜひゲットしたいと思います。
また、研究室にあるデジタル耳栓を調べる機会がありました。
https://www.kingjim.co.jp/sp/mm1000/
現在の品揃えを見てみると、新製品が出ていました。それがこちらです。
なんと、スタイリッシュに機能も含めバージョンアップしているのです。
https://www.kingjim.co.jp/sp/mm2000/
値段も若干上がっているので、使い方に応じて購入できるといいなあと思います。
これなら本当に自然に使えると思います。授業中に音楽をきいているの???といった誤解なく、正しい理解を得るための手続きは必要ですが、こうした市販品はいいですね。
是非是非試してみたい!!
特別支援の必要な子供のキャリア発達支援とそれを支える先生のための実践交流会の開催
京都ノートルダム女子大学特別支援教育太田研究室では、京都市、京都府、滋賀県の先生方、そして、全国組織の特別支援教育に関わるキャリア発達支援研究会と連携し、下記の研究会を開催することになりました。
全国組織のキャリア発達支援研究会の関西地区の勉強会を京都ノートルダム女子大学で特別支援教育を学ぶ学生さんも、教育現場の先生方とともに学ぶ機会になればと思います。
皆さんが希望する学校の先生にはいろいろな用務があります。教室で授業するだけではなく、授業改善のための研究を行い、さらにその実践交流会をすることもあります。現場の先生方の実践から、そして様々な面から学ぶことは多いです。
今、学校外の人材との連携によるチーム学校への変革が言われていますが、教員としての授業研究や改善、それに向けての取り組みは変わらないと思います。そんな学びを応援したいと思います。
キャリア発達支援研究会 関西地区実践交流会 開催要項
大会テーマ 「関西のみんなでキャリア発達を語り合おう。」
日時 令和元(2019)年8月7日(水) 14時~17時
会場 キャンパスプラザ京都 4F 第4講義室
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939
京都市営地下鉄烏丸線、近鉄京都線、JR各線「京都駅」下車。徒歩5分。
参加費 500円(資料代、会場費等としてお願いします。ただし学生は無料とします。)
募集定員 60名
主催:キャリア発達支援研究会 関西地区研究会実行委員会
共催:京都ノートルダム女子大学キャリア発達支援研究会(特別支援教育研究室)
プログラム
13:30~ 受付
14:00~ 開会行事 挨拶と企画趣旨説明
14:10~ 実践交流(20分発表10分質疑)
「小学部の実践〜カフェを開こう」 滋賀県立野洲養護学校より
14:40~ 「中学部作業学習“おもてなしカンパニー”と職場体験」京都府立南山城支援学校より
15:10~ 「高等部8組編集部!とっておきのガイドマップ」 京都府立丹波支援学校より
15:40~ 休憩
15:50~ 全体意見交換
・参加者のキャリア発達支援の実践紹介(事前申し込み及び当日参加可1人5分程度)
・キャリア発達支援の実践のために
・教員のキャリア発達を支援するために
・関西地区実践交流会を今後どう進めるか
17:10 閉会
その他
・ キャリア発達支援研究会については、下記をご覧ください。
http://forum.nise.go.jp/career/htdocs/
リンク集更新しました!
学習指導案作成や模擬授業に悩んでいるみなさんをよく見かけます。
なんとも、どう改善したらいいかわからない難しいものが、指導案だと思っています。私が教育実習生の時、恩師である指導教員(高校数学)から「自分は満足な指導案を書いたことがない。書けたことがない。これは死ぬまで勉強や!」とおっしゃっていました。
最近、ヒマワリは何色の花?朝顔は何色の花?といった感じで、教員の実践知=暗黙知ともいわれることもありますが、それらを即学び、理解したい人をよく見かけます。即わからないと、「わからへん!」と切れる人を見かけます。
そんな簡単にわからないから・・・工夫をしてもどんどん改善点が出てくるから、知的好奇心を刺激されて授業づくりは楽しいのです。
そんなことを思っている今日、ネットニュースを見ていて、学習指導案など、模擬授業や指導案作成に参考になるという10サイトという記事を見つけました。
このサイトのリンク集特別支援教育に関するサイトに、”学習指導案など”というカテゴリを作りました。この記事も参考に、特別支援教育の公開されているサイトも付け加えました。
いろんな指導案を作成しないといけない時に、ご覧ください。きっと参考になりますよ!
琵琶湖疏水の船
地域ネタです。
みなさん
琵琶湖疏水をご存知でしょうか?
明治時代に、京都から東京へ遷都され、京都の荒れ果てた状況をなんとかする、世界の最先端の工業をおこし、電気で電車を走らせる・・・
そんなことを実現するために、琵琶湖の水面と京都の高低差を利用して、琵琶湖の水を生活用水、工業用水、発電用水として利用し、日本初のトンネル工事や水力発電所などが作られた疎水です。
そこで、びっくりするのが、発案は永年の念願なのですが、実現するための現実的な案は、現在の東京大学工学部の学生の卒業論文なんです。
学生の卒業論文をもとに、国家事業と言えるような大工事をする当時の明治政府も凄いですが、それを推薦する先生、受け入れる役人、それに応える学生。みんなすごい!!
このGW
その琵琶湖疏水の船に乗ってきました。
唯一の娯楽でしたが、小さい頃から見聞きした琵琶湖疏水を体感したいい時間でした!!
バリアフリー展
今日はインテックス大阪で開催中のバリアフリー展に来ています。
介護の情報が多いですが、肢体不自由に関する情報もあります。
国内未発売のXboxのスイッチなどを繋げられるインターフェースも展示されてました。
フレッシュマンセミナーレポート
京都ノートルダム女子大学では新入生を歓迎するフレッシュマンセミナーを毎年行っています。こども教育学科では、新入生同士、先輩や教員との距離を縮め、スムーズに学修できるように、希望で集まった上級生リーダーがこども教育学科らしい内容を企画して、実施しています。
昨年今年と特別支援教育担当の私が主担当している関係で、こどもの教育や保育について学びたい新入生に向けて、ユニバーサルデザインな保育や教育活動を知ってもらいたいと思い、上級生と相談して計画を立ててきました。
具体的には、学科紹介や教員紹介、準備体操の後、障害者スポーツを楽しむことと、特別支援学校卒業生が働く事業所からパンやスイーツをサービスしてもらうというものです。
昨年は卓球バレーと風船バレーをみんなでワイワイ、今年はパラリンピック種目のボッチャに取り組むことになりました!
準備として、京都市障害者スポーツ協会からの指導を受けて、まずはボッチャというスポーツを知りました。当日は大人数で楽しめるスクエアボッチャという京都市障害者スポーツ協会オリジナルルールで、全員が2つのコートに分かれて、ボッチャを楽しみました。その歓声は体育館の外まで聞こえていたとか!
今年は、更にいつもと違うラッキーな事が起こりました!東京オリパラに協賛されているNECさんとNECグループ連合さんがボッチャボールの寄贈プログラム「東京2020に向けた全国ボッチャ普及キャラバン」を公募されました。こども教育学科で応募したところ、倍率9倍にもかかわらず、当選したのです(^_^)
当日はNECさんからパラリンピックに出場された選手を含む3名が来学されました。バンクーバーパラリンピックの銀メダリスト上原さんの講演では、自らの体験や特別支援教育、パラリンピック種目などについて、語っていただきました。私は「特別支援学校を特別おもしろい学校にしたい」「パラリンピック種目は誰もが対等に楽しめる(ユニバーサルデザインな)スポーツだ」などとおっしゃっていたことが印象的でした。とてもいい学びの機会をくださいました。本当にありがとうございました。
その後、みんなでスクエアボッチャ、パンやチキン、更にスイーツを楽しみました。
楽しいだけでない、いい学びと友だちができたフレッシュマンセミナーでした。みなさんお疲れ様でした!特に上級生リーダーは、将来保育や教育の現場で生きる学びをいっぱいしたと思います。本当にお疲れ様でした。
年度末から新年度に向けて
今年度もあと数日で終わる。
京都ノートルダム女子大学現代人間学部こども教育学科に特別支援教育研究室ができて、3年目に入る。
来年度より、教員の専門性をより明確にしていく目的で、“特別支援教育群”というグループが出来る。このWebページも、太田研究室だけれど、特別支援教育群のサイトからリンクを貼ることになるかもしれない。
ところで、NDの近くには、府立植物園がある。そこは、桜の名所で、数多くの桜が植えられ、専門家の手で育てられている。今年もライトアップされているようだ。時間をとって、見に行って欲しい。春を感じて、また新年度の英気を養おう!
(上記の青字は、府立植物園の記事にリンクしています)
写真は、大学近くの琵琶湖疎水分水嶺の桜です。この木だけ、例年早咲きです。もうすぐ咲き始めると思います。
日本教育情報学会 特別支援教育AT研究会午後の部
午後からは、実践に役立つ研究発表が10件
研究会の活動紹介が、4団体ありました。
会場はほぼ満席で、熱い発表が続きました(^_^)
特別支援教育AT研究会午前の部
今日は当研究室と日本教育情報学会の共催による特別支援教育AT研究会です(^_^)
多くの先生や保護者、学生の参加で、大盛況です。ありがとうございます。
午前は日本福祉大の金森先生によるビスケットを味わおうという講義とワークショップです。ビスケットとは、スマホやタブレットなどでも操作可能なプログラムの学習ができるツールです(^_^)
約80名の皆さんが、絵を描き動かして、歓声が上がっています。
自由な発想を子供達から引き出せるといいですよね!
34th CSUN AT Conference
2019年3月12日から15日、アメリカのカリフォルニア州Anaheimで、34th CSUN Assistive Technology Conferenceが開催されましたので、参加してきました。CSUNとは、California State University Northridgeの略で、CSUNのディスアビリティセンターが主催するATに関する世界最大級のカンファレンスです。
私は、これまで国立特別支援教育総合研究所勤務時代に2回参加したことがありますので、今回で3回目の参加になります。前回参加したのは、平成22年3月ですので、8年ぶりになります。
特徴としては、数多くの発表があったのは何よりですが、その発表は、カテゴリーで教育、新技術、雇用、生活の充実、・・・とカテゴリーに分かれており、参加者は自分で選んで(もちろん英語の発表リスト)、好きな発表から学ぶことができます。発表の公用語も英語です。
前回と同様、スティービーワンダーと出会いました。彼は、視覚障害があり、このカンファレンスに参加して、最新の情報を得ているんですね。すごいです。前回は、ぶつかっって気づけばスティービーワンダーでした。「Sorry!」というのは精一杯でしたが、今回は、じっくりとSONYさんのブースで機器紹介の説明を聞く彼を見つけました。
また、詳細は、研究室に書きますね。おいおい授業でも紹介します。
第55回卒業式
3月9日 京都ノートルダム女子大学では、第55回卒業式が挙行されました。
こども教育学科は、設置から2年目なので、まだ卒業生はいないので、上級生の卒業式になりますが、出席してきました。
どの顔も、これからの生活、夢の実現に向けて、いい顔をして旅立っていきました。
こども教育学科の皆さんも、あと2年ですね。
特別支援教育研究室主催の研究会
しばらくぶりの更新です。
京都ノートルダム女子大学こども教育学科の特別支援教育研究室主催の特別支援教育AT(アシスティブテクノロジー)研究会が3月21日に開催されます。
こちらのこくちーずというイベント告知サイトにて、共催の日本教育情報学会特別支援教育AT研究会として案内させていただいているのですが、年度末の忙しい時期にも関わらず、午前の部は、80名の定員が埋まりました。
研究室の皆さんなどスタッフを含めると、すごいことになりそうです。
午前中は、特別支援教育におけるプログラミング学習の最先端の情報を共同研究の金森先生による講義と演習です。
午後は、西日本を中心に全国の先生方の実践や研究を10分ごとにテンポよく発表があります。
いろんな先生方から、いろんな実践を学べるまたとない機会です。
午後の部はまだ余裕があります。
乞うご期待です!!
Normalization Seminar 2019―精神障がいのある方と家族のために
今日、ノートルダム女子大学では、
Normalization Seminar 2019―精神障がいのある方と家族のために
という公開講座が開かれています。
Normalization という言葉が生まれたデンマークの先生方から、直接講義を聞ける貴重な機会です。
インクルーシブ教育システムでは日本より一歩進んでるこの国ですが、障害者などの社会的弱者への基本的な支援の考え方や制度の枠組みを学べました。いい制度がある一方で、社会問題等もあり、障害等のある人の数も多そうです。
今、質疑応答ですが、そもそもの質問やいろんな意見が出て、勉強になります!
教育に関する質疑も出て盛り沢山です。教育制度や国民性、歴史が違うので、単純比較は難しいですが、良いところを学びたいです。一例として口頭試問を含む高校卒の統一試験があるそうです。合格しないと、高卒にならないとか。
それと、こども教育学科の学生さんも、ボランティアとして活躍していて、頼もしく思いました。
お疲れ様!
立春を過ぎて
Notredameの近くに、琵琶湖疏水の分線というか、支線が流れています。
明治の人は単純に土木工事だけをするのではなく、四季折々の草木が楽しめるようになっています。きっと今ならコンクリートの土手でガードレールかも・・・
春は桜、そして新緑、秋は紅葉です。癒される憩いの空間になっています。
今は、通勤で通る疏水のラッパ水仙が、とてもきれいに咲いています。
以前在職していた久里浜の研究所前の野比海岸のラッパ水仙は、水仙の会の有志の方の手入れで、正月ごろからきれいなのです。京都は時期的に少し遅れていますが、とてもきれいです。春がどんどん近づいているのを感じます。
北大路橋から見た景色も春を感じます。
桜のつぼみが膨らんでいるように思います。
特別支援学校の研究発表会
特別支援教育は,全ての学校種,つまり,幼稚園や認定こども園,小学校,中学校,高等学校,特別支援学校で,一人一人のこどもの障害や特性による生活や学習の困難を改善・克服し,将来の社会的・職業的な自立に向けて行われています。
この時期は,1年間の教育実践のまとめの時期で,色々と地域の学校などで,教育実践の研究をまとめた研究発表大会が開催されています。
どこの学校も,1年以上取り組んできたテーマに沿った教育実践研究を発表されているので,とても力が入っています。見応えのある研究発表ばかりです。
そんな中
京都市立総合支援学校4校合同研究発表会が開催されました。
2日間に渡り,4校で取り組まれてきた実践研究が発表されました。
東総合支援学校には私が,
北総合支援学校には学生が参加しました。
感想を聞くと,大学では学べない,ほんまもんの実際的な学びができたようです。
京都市の特別支援学校の研究発表会は全国からの参加者があります。NDで特別支援教育を学びたい学生は,地下鉄や市バスなどを使って授業や試験の後に気軽に参加できます。これは大学の地の利がいいからで,本人がその気になればいつでも主体的・対話的で,深い学びが可能になります。これからもできるだけ,ほんまもんの学びができるように情報提供していきます。
隠れインフルエンザって?知っていますか?
私は、以前、病気のある子供達の学校に勤めていた。その頃、同僚の医師からのレクチャーで、日々の仕事で、感染症全般に心を配るのは、職業人として大事だと知った。
そして、今改めて思う。
人と接する機会がある人は、手洗いうがいマスクなどの予防は必要最低限のマナーだと(^_^)
それを習慣化することも、職業準備のために、必要なんだろうと・・・
新聞で隠れインフルエンザという言葉を今回知った。
インフルエンザにかかったことがないという人は特に気をつけよう(^_^)
こどもと関わる仕事に就こうと思っている人は、特に考えてほしいなあと思う。
こんな記事を京都新聞で見た。ぜひぜひ見て考えてほしい。
3月21日の研究会
特別支援教育に関するサイト情報を更新
みなさん
あけましておめでとうございます。と言っても、もう9日ですね。
学生の皆さんは、後期の授業終了が間近で、レポートや後期試験で忙しいことと思います。
今はひと踏ん張りするときです。風邪なども流行っていますので、頑張ってください。
さて、このサイトでは、特別支援教育に関するサイトの情報を掲載しています。(青字のリンクでも、メニューからでも見ることができます。)
先日、定期的に情報交換をしている地域の特別支援学校の先生と一緒に相談して調べ、考えたリンク集に更新しました。
出来るだけ、学生の皆さんや地域の保育園や幼稚園、認定こども園、小・中・高校を始め、特別支援学校の先生にも役立つ公開されている情報を網羅したつもりです。
ぜひぜひ、見てください。もっといいサイトなどがあれば、教えてくださいね。
よろしくお願いいたします。
研究会の情報〜金森先生のブログから
現在,京都ノートルダム女子大学特別支援教育太田研究室では,日本福祉大学金森研究室と共同研究を行っています。
詳細は,このサイトについてに載せていますが,特別支援教育総合研究所で一緒に仕事した仲間ですので,一緒に研究もそうですし,学生の皆さんの夢(共通しているのは,特別支援教育がわかる先生になりたい!ということでしょうか。)が,現実の進路希望になるように,共に応援したいと思っているところです。
先日,金森先生が設置されている
内の研究会情報が更新されました。
学生の皆さんも参加できるものもありますので,チェックしてください。
もちろん3月21日の研究会の情報も掲載されています。
面白そうと思ったら,海外の学会もあるので,細かく調べてみると面白いですよ!
特別支援教育AT研究会について
特別支援教育に関心のある教員等を対象に、障害や特性に応じた学習・生活の質を高めるための支援技術(AT)やICTを活用した教育実践を交流する研究会を大学や各地の研究会と共催にて開催します。公私ともお忙しいことと思いますが、春の京都で共に学びたいと思います。ご参加お待ちしています。
共催・後援(予定含む)
京都ノートルダム女子大学特別支援教育AT研究会(太田研究室),日本福祉大学金森研究室,皇學館大学大杉研究室,島根県立大学西村研究室,大阪人間科学大学中島研究室
AT-Okinawa,大阪支援教育コンピュータ研究会,チャレンジキッズ研究会,東海特別支援教育カンファレンス,なんとカンファレンス,マジカルトイボックス,(一社)日本支援技術協会
日時 2019年3月21日(木)10時〜16時
会場 キャンパスプラザ京都
京都駅下車すぐ(〒600-8216京都市下京区西洞院通塩小路下る)
主な内容
10時〜12時
・ビスケットを味わおう(プログラミング学習を特別支援教育で!実際に体験しましょう)
13時半〜16時(現在の予定)
・各地の特別支援学校などの実践交流(西日本中心に多くの実践を紹介)
・肢体不自由のある子供のAT活用を動画でいっぱい紹介
・特別支援教育でのiPad活用 10年の総括!?
・視線入力でeスポーツ
・学生と現職教員のCNS(Closed Networking Service)を使った実際的な学び
京都ノートルダム女子大学・日本福祉大学共同研究
・肢体不自由児の遠隔社会見学の取組
申し込みは、 こちらのサイト特別支援教育AT研究会2019、もしくは下のQRからお願いします。
パブコメ始まりました!
特別支援教育の専門科目では、学習指導要領に基づいて、教育課程や具体的な教育内容などを学びます。
どのような教科、領域などを、どのように教室の学習で学ぶこども達の障害や特性、実態に応じて、授業するのか、こども達が学ぶのかが、学習指導要領で示されています。
それが10年ごとに見直されているのですが、幼・小・中が先に示され、その後高等学校・特別支援学校高等部が示されます。
現在、
パブコメといわれる、意見を出すことができる期間になっています。
知的障害者教育論や肢体不自由者教育論の中で取り扱った小中学部との違いを見てみるといいかもしれません。
みんなでしっかり見て、読んで、考えましょ!
意見があったら言いましょう!
ボヘミアンラプソディー
今日、話題のボヘミアンラプソディーを見ました。
今月は、竹内まりやの40周年記念のMovie Concertのsouvenir the movieを見て、2本目で、こんなことは滅多にないことです。
さて、Queenというと、70〜80年代に全世界で流行ったグループで、私でも知っている。
何曲も懐かしいと思える曲が流れた。
でも、映画の中で、仕事柄、色々と考えることが多かった作品だった。
まず、主人公は移民の子で、差別されて育っていたこと。空港で仕事するが、周囲から差別される、自分の仕事とは言えない感じ・・・。
父からは、夜遊びばっかりして・・・といわれて、自己肯定感は低く、何かを求めて夜にクラブ通いをしていた。そんな中で、仲間と出会い・・・バンドでデビューする。
そうな彼なんだけど、対人関係を結び、コミュニケーションを取るのが、超苦手で、相手の気持ちが読めない。なかなか生きづらい。支えてくれたパートナーとも、LGBTいわゆるゲイと言われる自分とのギャップに苦しむ中、うまくいかなくなってしまう。もちろんスポンサーやバンドメンバーともうまく人間関係が維持できない。彼は他人の意図が理解できにくいことや、寂しさを埋めるための行動、過剰に仕事に集中する毎日の中で体調不良に・・・。最終的に、HIVで亡くなることになる。
先日の知的障害者教育論1のキャリア教育でキャリア発達の話をしたけれど、主人公の生き様は、その中で説明したキャリアの概念、キャリア発達の通りだと思う。最後のシーンのコンサートの場面は、実にいい顔いい表情で、感動した。主人公のキャリアをどう考えて、自らの行き方をあり方を決めていくのか、それを描いているいい作品だと思う。(本当に、演じている俳優陣がほんまもん?と感じるほどいい演技をされていました。)
月末までの上映館が多いらしいので、映画館の大画面、大音響で体験することをお勧めしたい。
ぜひ、特別支援教育を学んでいる目で見て欲しいと思います。授業で感想などを意見交換しましょう。
映画館から見た浜大津港
「夢見た自分を取り戻す」を一気読み!
本学こども教育学科小学校・特別支援学校コースでは、特別支援教育に関する専門科目を学んでいます。
今日の知的障害者教育論1では、交流及び共同学習とインクルーシブ教育システムについて扱いました。
合理的配慮や多様な学びの場などを話したところです。
授業の後、井上智さん著の「夢見た自分を取り戻す」を一気読みしました。
予告編「夢見た自分を取り戻す」があります。見てください。
2つキーワードが心に残った。というか、刺さった。
「必要なものを取り上げたりしない」
「2人目の井上さんをつくらない」
という言葉だ。
一つ目は、大学側の言葉。これは、大学が合理的配慮の趣旨を理解し、井上さんに大学で学ぶべきことを学んでくださいね。必要な配慮はしますよ。という姿勢が表れている。これは、教育サービスを提供するものとして、必要だと思う。
2つ目は、井上さんの特別な人である竹田先生の言葉だ。
ディスレクシアなどの障害に対する教員の不理解によりこのような想いをさせてはならないという言葉だ。
これも関係者として、肝に銘じたい。
研究室にあるので、ぜひ手にとって読んでほしい。
その中にも紹介されているが、井上さんのYouTubeチャンネルi寅に、学長賞を受賞された卒業制作がある。ぜひ、見てほしい。
中学校に訪問して
今日は、とある中学校に伺った。
そこで、美術の授業参観をさせていただいた。
実に暖かい、優しい子どもが多い授業で、ほぼ和気藹々とデザインの授業がされていた。
それはいい。
しかし、その中で、数名。
ほとんど学習に参加できていない生徒がいる。
でも、その問題が共有されていない。それが問題。
特に、時間がない中で、保護者と共に考えてほしい。それをこれからも応援したい。
それと共に、特別支援学校教諭免許状をとるみなさん
がんばれ!
文科省「学びの革新プラン」発表
以下のサイトに、柴山文科大臣により、新時代の学びを支える先端技術のフル活用に向けてとして、学びの革新プランが発表されました。
ここで使われるのは最新の先端技術ですが、つなぐのは人の気持ち、子どもの学びたいを支えるんですよね。きっと。
「新時代の学びを支える先端技術のフル活用に向けて ~柴山・学びの革新プラン~」について
ここでやっていることは、先端技術ではないけれど、病気療養や外国人、不登校、特定分野に特異な才能を持つ子供など、特別な教育ニーズのある人の教育充実には大事なことなんだろうと思います。
2E教育の理解と実践
特別支援学校で進路指導をしている元同僚が執筆した本が出版された。
2E教育の理解と実践という本だ。
2E?
と思ったが、一般的には、Gifted(才能児)と言われている子供のことで、
並外れた才能を持つ発達障害のことをtwice-exceptional = 2Eというそうだ。
この本では、アメリカの取り組みや、小学校、高等学校の教育実践が紹介されている。その中で、高等特別支援学校という、知的障害単一障害の高等部単独設置の特別支援学校での進路指導の取り組みが紹介されている。
ヤンチャな生徒が、自分の生き方を考えて、自らの得意を生かして、林業という職業についていく事例だ。
言葉でいうと、自己選択自己決定と簡単に言われるが、そんな簡単じゃない。
生徒の得意を生かすためには、教員も、保護者も、関連機関も、もちろん受け入れ先も、様々な情報共有が重要になる。そのための個別の教育支援計画などのツールも必要だろうが、本当に、本当に生徒の気持ちに寄り添って、支援する教員のチームワークが大切だろう。相当色々な苦労をされたのだろうと推察する。
いずれ、ゲストスピーカーで、実践を語ってもらいたいと思う。そんなことをざっと読んで感じた。
関西空港の風景です
今日から3日間、日本LD学会の新潟大会(大会のホームページに飛びます)
また掲示板に参加レポートします。
インクルーシブ教育システムに向けた取り組みや発達障害のある幼児児童生徒や大学生への取り組みなど、多くの発表が予定されています。
ちなみに、関空の連絡橋はまだ工事中です。
本当は、ここに橋があったんだろうと思われる箇所。
その続きで、突然道路が・・・元々続いていたんだよね。きっと・・・早く復旧してほしいものです。
知り合いの出版
知り合いが、正確には、知り合いの連れ合いが出版されました。というか、出版されます。
今なら、特典付きのようです。
という本です。(青字のところをクリックしてください)
著者: 井上智
編: 執筆協力 井上 賞子
監修: 佐藤里美
ISBNコード : 978-4-907576-50-9 C
価格: 1,944円
発売日: 2018年12月01日
特別支援学校の授業
今週と来週の授業で、特別支援学校の学習活動案の講義と作成演習する。
特別支援学校の教育があまりわからない、そして附属特別支援学校がない本学の学生さんには、授業づくりのイメージがわかないだろう(^_^)
自分の体験から考えるに、それはある意味仕方ない。普通だろうと思う。
できるだけの学修と現場の体験を合わせていくのが大事なのだろう!と思っている。
授業は奥が深くて、難しい。でもとてもやりがいのある楽しい仕事だ!時間をかけて作った教材などが上手く授業の目的にはまった時のこどもの顔は何ものにも代え難い。
そんな入り口に立ってほしい!
最近、特別支援学校の作業学習では、食品加工に取り組まれている学校がある。調理実習の様に作って自分達で食べるのではない。営業許可をとり、商品を地域の皆さんに販売して、働く事を総合的に学べるように工夫されている。
写真は、特別支援学校の卒業生が働く近くの事業所が月に2回本学でパンの出張販売をされている。可能な限り買う様にしている。安くて美味しい!嬉しい時間だ!
教材を購入
昨日百円ショップに行くと、以前見たことのないものを発見
思わず購入!
一番は、おまめさんつかみゲーム!
これは、以前から不器用さを体験する教材として、軍手とお箸、ビーズで用意していたもの。
市販ゲームで、大きなものはあったが、100円はうれしい。
それと、えんぴつの持ち方を学ぶための三角の鉛筆
持ちやすい!
それと以前からある型はめパズル。数種!
こんなものがあるんやから、たまに通らないといけない!
今日の肢体不自由者教育論1
今日1限の肢体不自由者教育論1の6回目は、自立活動のうち、身体の動きと健康の保持を扱いました。
今日話した内容は、肢体不自由教育の根幹であり、本当に大事な領域になりますので、やむなく休んだ人は、下記のビデオを見てください。
独立行政法人教職員支援機構の教職員向けの講義配信で、文部科学省分藤賢之特別支援教育調査官による講義です。
また、感想を聞かせてください。
会議室充実!
明日の授業で紹介するために、準備を進めてきました。
特別支援学校で使われている教材や環境の工夫などの写真が充実してきました。
明日の学生の皆さんの反応が楽しみです。
明日は、肢体不自由教育論1です。
11月の北大路橋
11月1日の北大路橋からの風景
いい天気で、木々が色づきはじめ、気持ちいい朝(^_^)
また今月もがんばろ!
共同研究室を設置しました。
このサイトを運用するために、京都ノートルダム女子大学と日本福祉大学の学生とその卒業生をはじめとする特別支援教育に関わる先生方のための学修と研修のためのサイトを準備しています。
ようやく動き出せそうです。
研究室ブログ設置
本日、太田研究室のサイトを開設準備の途中に、ブログを設置しました。
これから、講義や研究に役立つポータルサイトになるように、色々な情報を発信していきたい。