2018年12月の記事一覧
研究会の情報〜金森先生のブログから
現在,京都ノートルダム女子大学特別支援教育太田研究室では,日本福祉大学金森研究室と共同研究を行っています。
詳細は,このサイトについてに載せていますが,特別支援教育総合研究所で一緒に仕事した仲間ですので,一緒に研究もそうですし,学生の皆さんの夢(共通しているのは,特別支援教育がわかる先生になりたい!ということでしょうか。)が,現実の進路希望になるように,共に応援したいと思っているところです。
先日,金森先生が設置されている
内の研究会情報が更新されました。
学生の皆さんも参加できるものもありますので,チェックしてください。
もちろん3月21日の研究会の情報も掲載されています。
面白そうと思ったら,海外の学会もあるので,細かく調べてみると面白いですよ!
特別支援教育AT研究会について
特別支援教育に関心のある教員等を対象に、障害や特性に応じた学習・生活の質を高めるための支援技術(AT)やICTを活用した教育実践を交流する研究会を大学や各地の研究会と共催にて開催します。公私ともお忙しいことと思いますが、春の京都で共に学びたいと思います。ご参加お待ちしています。
共催・後援(予定含む)
京都ノートルダム女子大学特別支援教育AT研究会(太田研究室),日本福祉大学金森研究室,皇學館大学大杉研究室,島根県立大学西村研究室,大阪人間科学大学中島研究室
AT-Okinawa,大阪支援教育コンピュータ研究会,チャレンジキッズ研究会,東海特別支援教育カンファレンス,なんとカンファレンス,マジカルトイボックス,(一社)日本支援技術協会
日時 2019年3月21日(木)10時〜16時
会場 キャンパスプラザ京都
京都駅下車すぐ(〒600-8216京都市下京区西洞院通塩小路下る)
主な内容
10時〜12時
・ビスケットを味わおう(プログラミング学習を特別支援教育で!実際に体験しましょう)
13時半〜16時(現在の予定)
・各地の特別支援学校などの実践交流(西日本中心に多くの実践を紹介)
・肢体不自由のある子供のAT活用を動画でいっぱい紹介
・特別支援教育でのiPad活用 10年の総括!?
・視線入力でeスポーツ
・学生と現職教員のCNS(Closed Networking Service)を使った実際的な学び
京都ノートルダム女子大学・日本福祉大学共同研究
・肢体不自由児の遠隔社会見学の取組
申し込みは、 こちらのサイト特別支援教育AT研究会2019、もしくは下のQRからお願いします。
パブコメ始まりました!
特別支援教育の専門科目では、学習指導要領に基づいて、教育課程や具体的な教育内容などを学びます。
どのような教科、領域などを、どのように教室の学習で学ぶこども達の障害や特性、実態に応じて、授業するのか、こども達が学ぶのかが、学習指導要領で示されています。
それが10年ごとに見直されているのですが、幼・小・中が先に示され、その後高等学校・特別支援学校高等部が示されます。
現在、
パブコメといわれる、意見を出すことができる期間になっています。
知的障害者教育論や肢体不自由者教育論の中で取り扱った小中学部との違いを見てみるといいかもしれません。
みんなでしっかり見て、読んで、考えましょ!
意見があったら言いましょう!
ボヘミアンラプソディー
今日、話題のボヘミアンラプソディーを見ました。
今月は、竹内まりやの40周年記念のMovie Concertのsouvenir the movieを見て、2本目で、こんなことは滅多にないことです。
さて、Queenというと、70〜80年代に全世界で流行ったグループで、私でも知っている。
何曲も懐かしいと思える曲が流れた。
でも、映画の中で、仕事柄、色々と考えることが多かった作品だった。
まず、主人公は移民の子で、差別されて育っていたこと。空港で仕事するが、周囲から差別される、自分の仕事とは言えない感じ・・・。
父からは、夜遊びばっかりして・・・といわれて、自己肯定感は低く、何かを求めて夜にクラブ通いをしていた。そんな中で、仲間と出会い・・・バンドでデビューする。
そうな彼なんだけど、対人関係を結び、コミュニケーションを取るのが、超苦手で、相手の気持ちが読めない。なかなか生きづらい。支えてくれたパートナーとも、LGBTいわゆるゲイと言われる自分とのギャップに苦しむ中、うまくいかなくなってしまう。もちろんスポンサーやバンドメンバーともうまく人間関係が維持できない。彼は他人の意図が理解できにくいことや、寂しさを埋めるための行動、過剰に仕事に集中する毎日の中で体調不良に・・・。最終的に、HIVで亡くなることになる。
先日の知的障害者教育論1のキャリア教育でキャリア発達の話をしたけれど、主人公の生き様は、その中で説明したキャリアの概念、キャリア発達の通りだと思う。最後のシーンのコンサートの場面は、実にいい顔いい表情で、感動した。主人公のキャリアをどう考えて、自らの行き方をあり方を決めていくのか、それを描いているいい作品だと思う。(本当に、演じている俳優陣がほんまもん?と感じるほどいい演技をされていました。)
月末までの上映館が多いらしいので、映画館の大画面、大音響で体験することをお勧めしたい。
ぜひ、特別支援教育を学んでいる目で見て欲しいと思います。授業で感想などを意見交換しましょう。
映画館から見た浜大津港
「夢見た自分を取り戻す」を一気読み!
本学こども教育学科小学校・特別支援学校コースでは、特別支援教育に関する専門科目を学んでいます。
今日の知的障害者教育論1では、交流及び共同学習とインクルーシブ教育システムについて扱いました。
合理的配慮や多様な学びの場などを話したところです。
授業の後、井上智さん著の「夢見た自分を取り戻す」を一気読みしました。
予告編「夢見た自分を取り戻す」があります。見てください。
2つキーワードが心に残った。というか、刺さった。
「必要なものを取り上げたりしない」
「2人目の井上さんをつくらない」
という言葉だ。
一つ目は、大学側の言葉。これは、大学が合理的配慮の趣旨を理解し、井上さんに大学で学ぶべきことを学んでくださいね。必要な配慮はしますよ。という姿勢が表れている。これは、教育サービスを提供するものとして、必要だと思う。
2つ目は、井上さんの特別な人である竹田先生の言葉だ。
ディスレクシアなどの障害に対する教員の不理解によりこのような想いをさせてはならないという言葉だ。
これも関係者として、肝に銘じたい。
研究室にあるので、ぜひ手にとって読んでほしい。
その中にも紹介されているが、井上さんのYouTubeチャンネルi寅に、学長賞を受賞された卒業制作がある。ぜひ、見てほしい。
中学校に訪問して
今日は、とある中学校に伺った。
そこで、美術の授業参観をさせていただいた。
実に暖かい、優しい子どもが多い授業で、ほぼ和気藹々とデザインの授業がされていた。
それはいい。
しかし、その中で、数名。
ほとんど学習に参加できていない生徒がいる。
でも、その問題が共有されていない。それが問題。
特に、時間がない中で、保護者と共に考えてほしい。それをこれからも応援したい。
それと共に、特別支援学校教諭免許状をとるみなさん
がんばれ!
文科省「学びの革新プラン」発表
以下のサイトに、柴山文科大臣により、新時代の学びを支える先端技術のフル活用に向けてとして、学びの革新プランが発表されました。
ここで使われるのは最新の先端技術ですが、つなぐのは人の気持ち、子どもの学びたいを支えるんですよね。きっと。
「新時代の学びを支える先端技術のフル活用に向けて ~柴山・学びの革新プラン~」について
ここでやっていることは、先端技術ではないけれど、病気療養や外国人、不登校、特定分野に特異な才能を持つ子供など、特別な教育ニーズのある人の教育充実には大事なことなんだろうと思います。