ブログ

2E教育の理解と実践

特別支援学校で進路指導をしている元同僚が執筆した本が出版された。

2E教育の理解と実践という本だ。

 

2E?

と思ったが、一般的には、Gifted(才能児)と言われている子供のことで、

並外れた才能を持つ発達障害のことをtwice-exceptional = 2Eというそうだ。

 

この本では、アメリカの取り組みや、小学校、高等学校の教育実践が紹介されている。その中で、高等特別支援学校という、知的障害単一障害の高等部単独設置の特別支援学校での進路指導の取り組みが紹介されている。

ヤンチャな生徒が、自分の生き方を考えて、自らの得意を生かして、林業という職業についていく事例だ。

 

言葉でいうと、自己選択自己決定と簡単に言われるが、そんな簡単じゃない。

 

生徒の得意を生かすためには、教員も、保護者も、関連機関も、もちろん受け入れ先も、様々な情報共有が重要になる。そのための個別の教育支援計画などのツールも必要だろうが、本当に、本当に生徒の気持ちに寄り添って、支援する教員のチームワークが大切だろう。相当色々な苦労をされたのだろうと推察する。

 

いずれ、ゲストスピーカーで、実践を語ってもらいたいと思う。そんなことをざっと読んで感じた。

表紙の写真